青い目の招き猫!
青い目の招き猫の話
20年ぐらい前、東急ハンズ池袋店オープン時の目玉商品で販売卸した物です。
当時、私は大学の先輩の会社の役員として勤務しておりました。
きっかけは大阪出張の帰りに愛知県の窯元を自費で見に寄った事でした。
そのときなにげに工房の隅におかれていた招き猫、なんと目が青いじゃないですか、おまけに持っている金貨に$マーク、手招きも日本のと逆向き、さっそくおやじさんにこれは売り物?と質問しました、そうしたら今はこれしかないけど、型があるから作れる、とのことでした。
おやじさんがいうには、これは東京の外交官のかたの送別品として別注で作った物とのことで、商品と販売しても問題ないということでしたので、とりあえずポケットマネーで購入して名古屋に向かいました。そして東京にもどり、社長に見せたら大喜びで、なんやかんやで数ヶ月後にオープンする東急ハンズ池袋店の目玉商品として市場にデビューとなりました。1個3500円で1週間で500個ぐらいは売ったと思います、このあと世の中に変わり招き猫がいろいろお目見えすることになったのはご存じのことと思います。 数年後東急ハンズさん、大きくなり記念に書籍が出版されることになり、その中に東急ハンズの歴史を刻んだ商品として、青い目の招き猫登場してます、ただ、お手柄はすべて社長の名前で記されてます、内容の取材は僕でしたが。
いろんな意味で思い出の商品です、窯元のがんこおやじ、融通は効かないけど、とてもいい人でした、10年ぶりに大分から電話したらおぼえてくれてて、いまだにカタログ送ってきます、有り難い事です。福助、招き猫はこういう経緯で取り扱いしています。ご参考まで。