糖尿病とアルツハイマー

sakapa

2007年09月03日 21:54

アルツハイマー病はその原因がまだ未解明の部分が多く、特効薬も今のところはありません。
そういった状況の中、すこし、灯が見えたようなニュースが届きました、それもこの九州からです、
九州大の清原裕教授(環境医学)らの研究で、糖尿病の人とその予備軍の人がそうでない人の4.6倍の確率でアルツハイマー病になりやすいという調査結果がでたそうです。研究では耐糖能異常の人はインスリンが少ない場合が多く、脳にたまってアルツハイマー病を引き起こすとされる物質を分解する酵素も減るので、発症の危険性が高まるということです。
福岡県久山町の住民約800人の15年間の追跡調査の分析によるものです。
さらに、清原教授は、このことから糖尿病対策がアルツハイマー病予防につながる可能性があるとしています。
身に覚えのある方、気をつけましょう。特に50過ぎからは要注意ですね、アルツハイマー病はその多くが60歳過ぎて進行する場合が多いとのことですから。

アルツハイマー病は介護をする人や身近な肉親の方に、とてつもない負担をかけてしまいます、全国には他人に話せない状況の方も大勢いらっしゃることと思います、そういった意味でも今回の研究成果は有り難いですね。私もそろそろ気をつける事にします、子どもたちに迷惑かけたくないですし、なによりも自分のためですからね、健康にみなさん心がけましょう!


アルツハイマー病の症状
症状は、徐々に進行する認知障害(記憶障害、見当識障害、学習の障害、注意の障害、空間認知機能、問題解決能力の障害など)であり、社会的に適応できなくなる。重度になると摂食や着替え、意思疎通などもできなくなり最終的には寝たきりになる。
階段状に進行する(すなわち、ある時点を境にはっきりと症状が悪化する)脳血管性痴呆と異なり、徐々に進行する点が特徴的。症状経過の途中で、被害妄想や幻覚(とくに幻視)が出現する場合もある。暴言・暴力・徘徊・不潔行為などの問題行動(いわゆる周辺症状)が見られることもあり、介護の上で大きな困難を伴う。

画像は伝統の九州大学キャンパスです。九大は前身が病院、医科大です、この辺の重みがいろんな成果を生みだしてくれているんでしょうね、そしてこれからもそうでしょう。
http://www.kyushu-u.ac.jp/university/data/history.php