あるB型女とO型男の会話
それはある日の朝の とある一家でのことでした。
朝は 必ず牛乳、と思い込んでいるO型の男が冷蔵庫の扉を開ける。
「おっ、牛乳がねえぞ」
別に牛乳が朝の必須とは思いもしないB型女がそっけなく答える。
「あっ、そー」
いつも他の人のことも心配しているつもりの O型男が瞬間的に何かをひらめく。
そして、B型女に言う、
「走って、コンビニで買ってきて」
人に指図されることを 嫌うB型女が不機嫌そうに答える、
「えーーっ」
いつも自分をアイデアマンだと思い込んでいるO型男が言う、
「いつも、ランニングしてるやん、 ついで ついで」
ひとつのアクションで 複数の成果が得られることを お得だと信じ込んでいるこのO型男が畳み掛ける。
「そうや、マックスバリューでもよいで、あそこは遠いから、走りごたえあるやろ」
「健康にええなー」
「そんで、みんなのお役にも立てる」
「ついでに ばぁちゃんちに挨拶してきたら?」
「親孝行やでー」と笑いながら言ってみるO型男。
「・・・・・・・・・・・」
無口になるB型女、
そして、せっせと洗濯物を干す準備をする。
「・・・・・・・・」
心の中で
「グッドアイデアやにーなー」
「そや、エコやで エコ」 とつぶやくO型男。
で、
仕方なく、牛乳を買いに出かけるO型男。
ま、よくあることですわな、ほい!
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