2009年03月21日

頑張れ トキハ

大分で百貨店と言えば 「トキハ」さんなんですが、さすがに本店は苦戦の連続のようです。

ついに、サティが閉店、中心部商業地域に好材料はなかなか見当たりません。

先日も申し上げましたが、昨年までに大分の市街地活性化に投入された税金は過去8年で700億円以上、そして今後の予算として、250億円の予算が付いています、交付先は大半が商工会議所の模様です。
結果、成果がでているのか? といえば現状をみれば大方の察しはどなたでも解ることでしょう。

さて、現実問題として、どうすればよいのでしょう?

そこで、竹町で店舗をしている中でのお客様の言葉を取り上げてみました、

「ほらね、トキハとは違うでしょ」

これはうちの店でよく耳にするお客様のお言葉です、

何が違うって?

家庭雑貨についてのことですが、お客様のリクエストについての店頭販売員の対応の違いです、


トキハの場合、店頭に無い商品を問い合わせてみると、調べるわけでもなく、無いと返事されることが多いとのこと。(1年で100件近く 同様のご意見をいろんなお客様から承っております)
お客様は この世に存在しないものを 問い合わせすることはほとんどありません、「無い」じゃないんですよね、担当が「解らない」「知らない」なんでしょう、これで良いのか? トキハ。

タイムズタイムでは 1分もしないでカタログをお見せして、当方お取り扱いしているものはこちらになります、お取り寄せは可能でございます、という感じですかね。
もちろん、対応する人間の頭の中の商品データからお答えする訳です。


「百貨店」 名前の通り考えると販売員の商品知識は高くて当たり前とも言えますが、大分では さにあらず、残念ながら ジャンルによるとは思いますがテナント以外の販売員の商品知識は低いのです、バイヤーという役職の方も例外なく知識や意識は低いです、なぜか?
それは地方特有の流通にあるようなんですね、問屋任せ、っていうのでしょうか、問屋さんに任せすぎた期間が継続してきた上での結果ではないでしょうか、バイヤーや販売員が製造メーカーを尊重し敬意をもって見学、なんてことなさっているのでしょうか?
ま、内部的なことは余計なお世話でしょう、現実に戻れば 百貨店なのに百貨の知識の持ち合わせが無い、持とうとしない、のが現状と言えるのではないでしょうか。
本気で市街地活性化を考えるのであれば、運営している個々の店舗のスキルアップは必須でしょう、郊外型の店舗に対抗するのであればこの点を見逃しては先に進めないです、都市圏でありながら郊外のホームセンターより売り上げをとっている「東急ハンズ」、まさしく従業員の専門性の高い商品知識が勝ち取っている実例と言えると思います、見習ってみるのもよろしいのでは。


税金で店舗改装するよりは、従業員の接客、特に商品知識を上げましょう!

きっと お店が活性化していきますよ。

はい、イチ雑貨店主が言うことじゃ ありませんよね、はいはい 失礼致しました。

ということで 頑張れ 大分 トキハ !!

看板だけじゃなく、ネイティブな百貨の知識を取り込もう!
Posted by sakapa at 13:21│Comments(13)
この記事へのコメント
モータリゼーションの発達で流通は一変しました。
今また新たに高速道路の値下げにより、福岡への買出しが易くなりましたね。
インターネットの普及と、宅配ビジネスの熟成で商店の存在意義が問われ始めました。
時代は刻々と変化していきます。
人は自分とって都合の良い方法を選択します。

変化についていけない者達は、取り残され、やがて退場せざるを得なくなりますね。
Posted by ペーター at 2009年03月21日 13:55
ども トキハのCSレベルの低さは全国の流通業界の中でも有名です

競合がないからなんでしょうね…

すんまへん
Posted by ト二ー at 2009年03月21日 14:09
変化を認めず、変化が読めず
発想の転換ができず
常に今の状態を維持しようとする体制が永すぎたのでしょう

競合つぶしに奔走したのもそのせい

新社長による体制も早一年、
目にみえる変化はおきているのでしょうか
Posted by ほぐしやのぶさんほぐしやのぶさん at 2009年03月21日 15:34
やっぱり売れないから自信をもって
指導する立場の人もいないのじゃないかな?
Posted by altaalta at 2009年03月21日 17:38
時は金なり

トキハ鐘鳴り

閉店のゴングも近づいているのか?

後ろから大型百貨店の影もチラついてるという噂も…
Posted by つねつね at 2009年03月22日 00:20
ペーターさん、トニーさん、のぶさん、altaさん、つねさん>
コメント有り難うございます、
先日、テレビで大分と同じ規模の静岡市の現状を特集していました、
地元の百貨店が破綻して、周辺も一挙にシャッター通りになってました、
トキハ自身が気がつかないことには、事態の好転は望めないし、付近の商店街も他人事ではないのかもしれないです。
地域の住民の為にも、再生することを信じたいものです。
Posted by sakapasakapa at 2009年03月22日 10:30
こちらでははじめまして。
岐阜で大学生をしております ねぃ と申します。
今回の記事は大変興味深いものだったので、コメントさせていただきます。

トキハも大変な状況なんですね・・・
地方百貨店が生き残るには何が必要なのか?
従業員のスキルアップなどは一つの方法なのでしょう。

たいしたことは書けませんが・・・刺激になりました。

大分へ戻った際には、トキハをもうちょっとよく見てみようかなぁと思います。
もちろん、タイムズタイムへも足を運びます♪
Posted by ねぃ at 2009年03月22日 20:54
こちらで書くと長々となってしまうので
自分の方でも書かせていただきましたが
一言二言、sakapaさんがおっしゃることを実現できない要素が
二つあると思います
そういう視点に立って人材を確保していない
また、そういう視点で人材教育をしていない
そして、カタチだけの人をあてがえているから、余計悪い
ただし、一人もいないわけではありません
いるけれど、その人が大切にされないからモチベーションが
上がらないし、後に続く人も少ない
いわゆる企業病だと思います
何しろ、金融機関からしか中途採用をしていないのではないでしょうか
閉塞極まりないと思います

sakapaさんの記事を受けて、敢えてこのテーマ続けたいと思っています
よろしくお願いいたします
Posted by ワタナベ なしかワタナベ なしか at 2009年03月23日 02:17
ねぃさん>
コメント有り難うございます、
どの業種にしろ、従業員や、経営陣の意識や態度が企業の命運をにぎっている、のかもしれんですね。
今後、就職先を選ぶ時はそんな面も注意してみるとよいかもね。

ワタナベ なしかさん>
なるぼど、正直、私の知らない内部部分です、
たしかに大分合同新聞はトキハに批判的な記事は皆無ですし、大分銀行の頭取の談話も複数回、トキハは絶対潰さない、と言っていました。
昨年、朝日新聞にはトキハに批判的記事が載ってまして、やはりそうなんだな、って思いつつ、一連のお客様の話を耳にしていました、大分でトキハの批判はタブー、らしいですが敢えて記事にしてみた次第です。
しかし、こういうディスカッションこそ、トキハをはじめ、大分を活性化させる糸口になるのではないかと思います。

ブログ記事、読みました、冷静な分析ですね、彼ら自身が気がついて何かアクションをすれば、まだ、再生可能ではないかと私は信じます。
Posted by sakapasakapa at 2009年03月23日 07:23
トキハは正直、閉店へ向かっていると思います。原因は引退組、希望退社組、元社員がそう仕向けてきたからです。大手百貨店も進出してきます。早く手を打つレベルのものではありません。
Posted by 現従業員より at 2009年03月23日 16:33
現従業員さん>
コメント有難うございます、
そ、そうなんですか、
事実ならかなりショッキングです、
大手百貨店進出? けど、これは全体にとってはプラスかもしれないですね。
Posted by sakapasakapa at 2009年03月24日 13:11
はい
トキハのためにもかつてから競合店が必要でした。
殿様でした。小島の主でした。井の中の蛙でした。針の穴から世界を見てました。いろんな表現がありますp(^^)q
Posted by ななんこ at 2009年03月24日 23:52
ななんこさん>
トキハ、といえば ひまわり 
ひまわりは日中、お日様をずっと追いかけて向いています、
お日様はお客様、なのに どっか別の物を観つづけていたのかもしれませんね。
今からでも遅くないと、私なんかからすると思います。
Posted by sakapasakapa at 2009年03月25日 09:10
 
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