2009年12月06日

対応の仕方色々

商売していると色々あるね。

そんなことを思い起こさせてくれるゆかちゃんの記事でした。

うちでも以前こんなことがありました。

上品な40代ぐらいの女性お客さまがお一人でご来店、2800円売りぐらいの商品をレジにお持ちになり、
「これ、安くならない?」と笑顔で店主に訊く。

店主、笑顔で答える「少しぐらいならいいですよ」

お客様、笑顔で「いくらになる?」

店主、笑顔で「2600円ぐらいですかね」
この商品の原価プラス利幅を考えてお答えする。

お客様、笑顔で「1000円にして、1000円で買うわ」

店主、笑顔で「それはちょっと難しいですね」
いきなりの大幅減額提示にさすがに驚いた。

お客様、「1500円、1500円がいいわ」

店主、改めて笑顔で「こちらは先週仕入れたばかりの商品です、難しいですね」

お客様、「・・・・・・・」

実際、長期在庫の商品なら原価割れ販売も選択しない訳ではないのだが、つい最近仕入れた商品を原価割れして売る商人はまずいないだろう。

すると、ひとタイミングおいてお客様、「あなた、優しいわね」 と笑顔。

店主、少し驚いて「えっ?」

お客様、「今まで、こういう言い方で断られたことは一度もないわ」「2600円で買うわ、2600円で頂戴」と笑いながら話す。

店主、笑顔で「じゃ、2500円にしましょう、2500円で結構です」

滅多にあることではないですが、以前にこういうやり取りをしたことがありました、結果を考えるとお互い嫌な思いはしていないのかもしれないが、他のお客様との整合性を考えると問題が無い訳ではない。
でも、基本、今でも私は同じような対応をしている、沢山買っていただいたお客様には値切られなくとも安く出来る商品が含まれていたら少し安くしたりする、この辺が商売下手なのかもしれないが、自分は自分なのだ、マニュアルのあるチェーン店ではない個人商店の心意気なのだ。

商売の場合、売値、買値の交渉は別に禁止されている訳でない、商品に売値をつけているのは、これなら売れるだろう、とメーカーないし販売店がつけているものだ。
実際、東京の秋葉原なんか行くと解るのだが、秋葉原の場合、付いている値札はここから安くする、っていう値札である、秋葉原に買い物に来る大体のお客はそれを承知している、店員もいかに値切り幅を少なくし、沢山販売するかが自分の実績となって報酬、昇進に影響するようになっている(これはだいぶ前の話なので現在がどうなのかは不明)。
ま、とにかく、買い手、売り手双方が気持ちよく商いを成立させるに越したことはない、ケースバイケース、商売、勉強が大事っちゅうことでしょうかな。
Posted by sakapa at 04:00│Comments(0)
 
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