2009年12月08日
人を育てる人
先程、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」-小売再建・大久保恒夫-の再放送を偶然見てしまった。
なぜかしら目が潤む、この手の番組。
そうなんだよな、そうなんだよ、見ながら何べんも思う。
番組上の演出もあるのかもしれないけれど、大久保さん(53歳)は素晴らしい、ユニクロが成長戦略に陰りが出始めた頃、ユニクロの社長が第三者に再建プランを依頼したそうだ、そして数ある再建プランの中から、大久保さんのプランが採用され、今のユニクロの成長につながった、ということらしい。
この再建プランはそれまでのユニクロの経営方針を否定して大転換させる内容だったため、流石に大久保さんも提出時に少し躊躇しそうになった、とナレーションで話していた、そしてこの再建プランが採用される、ユニクロの柳井社長の決断は流石に凄い、その後、ユニクロの売り上げは16倍にまで伸び、現場の社員の士気も上がったということだ、完全にこの再建プランは成功したのだ。
その後、今度は「成城石井」という食品スーパーの再建を託され大久保さんは社長に就任、そこでの社員の人としての活かせ方を番組は追跡していた、社員は人である、だから育てる、時間がかかっても育てる、そういうスタンスで環境を整える、お見事としかいいようがない。
私は東京生活が20年近くあったので「成城石井」は良く知っている、大分には残念ながらないタイプの食品スーパーだ、地方ではあまり見かけない商品が多く、多少値が張っても、いいものを定番で置いている。
番組ではその「成城石井」が商品群の良い部分を継承しつつ、スタッフのフランクさ、仕事への前向きさを重点的にパワーアップアンドリニュアルした過程を簡潔にドキュメントしている。
内容はこちら
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」-小売再建・大久保恒夫-
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/091110/index.html
とてもよい番組でした、実際、大久保さんのような考え方をお持ちの人であれば、周りの人間はどんどん育つだろう、そして成長した彼らがまた次の人を育てるのだろう、そういう教え方を経営者大久保さんは実践している。
今の日本の経営者にどれだけこのような考えをお持ちの方がいるだろう、半数以上は社員、従業員は消耗品とでも思っていないか? 人は人であり、やる気のある環境さえ与えば、いや自分自身で創るようにもっていけば、社員たちも仕事が楽しくなり前向きに努力をし成長する可能性は高くなる。
頭ごなしに怒鳴ってみても、何も解決にはならないだろう。
どんな人も潜在的成長力は持っている、要はそれを覚醒させるきっかけの問題だ。
今の時代、業種、職種は違えども、大久保さんのような「人を育てる」人材が必要と思う。
どんな分野でもそういう人にめぐりあい、影響を受け成長する、そして更に周りの人を影響を与え、育てていく。
是非ともこういうポジティブな連鎖を広げたいものだ。
現在の日本経済のある部分に蔓延する閉塞感の処方箋と言えそうなこの考え方、経営姿勢、是非、大分にも、いや日本全国にも、と素直に思いました。
なぜかしら目が潤む、この手の番組。
そうなんだよな、そうなんだよ、見ながら何べんも思う。
番組上の演出もあるのかもしれないけれど、大久保さん(53歳)は素晴らしい、ユニクロが成長戦略に陰りが出始めた頃、ユニクロの社長が第三者に再建プランを依頼したそうだ、そして数ある再建プランの中から、大久保さんのプランが採用され、今のユニクロの成長につながった、ということらしい。
この再建プランはそれまでのユニクロの経営方針を否定して大転換させる内容だったため、流石に大久保さんも提出時に少し躊躇しそうになった、とナレーションで話していた、そしてこの再建プランが採用される、ユニクロの柳井社長の決断は流石に凄い、その後、ユニクロの売り上げは16倍にまで伸び、現場の社員の士気も上がったということだ、完全にこの再建プランは成功したのだ。
その後、今度は「成城石井」という食品スーパーの再建を託され大久保さんは社長に就任、そこでの社員の人としての活かせ方を番組は追跡していた、社員は人である、だから育てる、時間がかかっても育てる、そういうスタンスで環境を整える、お見事としかいいようがない。
私は東京生活が20年近くあったので「成城石井」は良く知っている、大分には残念ながらないタイプの食品スーパーだ、地方ではあまり見かけない商品が多く、多少値が張っても、いいものを定番で置いている。
番組ではその「成城石井」が商品群の良い部分を継承しつつ、スタッフのフランクさ、仕事への前向きさを重点的にパワーアップアンドリニュアルした過程を簡潔にドキュメントしている。
内容はこちら
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」-小売再建・大久保恒夫-
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/091110/index.html
とてもよい番組でした、実際、大久保さんのような考え方をお持ちの人であれば、周りの人間はどんどん育つだろう、そして成長した彼らがまた次の人を育てるのだろう、そういう教え方を経営者大久保さんは実践している。
今の日本の経営者にどれだけこのような考えをお持ちの方がいるだろう、半数以上は社員、従業員は消耗品とでも思っていないか? 人は人であり、やる気のある環境さえ与えば、いや自分自身で創るようにもっていけば、社員たちも仕事が楽しくなり前向きに努力をし成長する可能性は高くなる。
頭ごなしに怒鳴ってみても、何も解決にはならないだろう。
どんな人も潜在的成長力は持っている、要はそれを覚醒させるきっかけの問題だ。
今の時代、業種、職種は違えども、大久保さんのような「人を育てる」人材が必要と思う。
どんな分野でもそういう人にめぐりあい、影響を受け成長する、そして更に周りの人を影響を与え、育てていく。
是非ともこういうポジティブな連鎖を広げたいものだ。
現在の日本経済のある部分に蔓延する閉塞感の処方箋と言えそうなこの考え方、経営姿勢、是非、大分にも、いや日本全国にも、と素直に思いました。
Posted by sakapa at 03:23│Comments(2)
この記事へのコメント
「人材育成」という点では、日本はドライというかアメリカナイズされてるというか。そいういう会社が結構多い気がしますね。
派遣社員、期間社員などに対する扱いが、その最たる例かもしれません。
全員でスクラム組んで日本を世界へ!っていう気概がかつての日本の強さだったと思うんですが、なかなか難しいんですね・・・。
派遣社員、期間社員などに対する扱いが、その最たる例かもしれません。
全員でスクラム組んで日本を世界へ!っていう気概がかつての日本の強さだったと思うんですが、なかなか難しいんですね・・・。
Posted by 036 at 2009年12月09日 07:27
036さん>
コメントありがとうございます。
大丈夫とおもいますよ日本、
逆境を幾度もチャンスに変えてきた国ですからね。
要は気持ちの持って行き方かもね。
コメントありがとうございます。
大丈夫とおもいますよ日本、
逆境を幾度もチャンスに変えてきた国ですからね。
要は気持ちの持って行き方かもね。
Posted by sakapa at 2009年12月09日 12:00