2012年02月16日
ブラウンシュガーとは?
ブラウンシュガーとは?
最近、手作りブームなのか、お菓子のレシピ本が人気である、という話をよく聞きます。そんな中、従来からよく質問を頂くのが、「ブラウンシュガー」の定義についてです。特に、外国のレシピには度々「ブラウンシュガー」という言葉が登場します。今回は、日本における「ブラウンシュガー」の位置付けについてお話したいと思います。
様々な「茶色い」砂糖
「ブラウンシュガー」、直訳すれば「茶色い砂糖」です。日本で茶色い砂糖といえば、三温糖、中ざら糖、黒砂糖がありますが、ご存知の通り、これらはそれぞれ、形態も製法も異なります。三温糖、中ざら糖は分蜜糖であり、精製糖です。これらの色は結晶をつくる過程において糖の一部が分解し、カラメル化した色であり、製品によっては色の調整のためにさらにカラメルを後から添加しているものもあります。一方、黒砂糖は含蜜糖です。糖蜜を含んだままで茶色というより黒褐色といったほうがいいかもしれません。その他、これらの砂糖を原料に二次加工をしてつくられているものや、精製する前の原料糖 (粗糖) に近い製品などもあります。特に最近は健康ブームに乗って様々な製品が店頭に並んでいます。
また、これらと形状が同じまたはよく似ているものでズバリ“ブラウンシュガー”という商品名の砂糖もあります。精糖工業会の会員メーカーの中にも“ブラウンシュガー”という商品を製造・販売しているところがあり ます。では、ブラウンシュガーの定義は何なのか?疑問が湧くのは当然です。
ブラウンシュガーの定義はない
結論から言えば、ブラウンシュガーの明確な分類基準はありません。まさに直訳「茶色い砂糖」ということで、先に述べたすべての砂糖がブラウンシュガーに属することになります。つまり、「ブラウンシュガー」とは「上白糖」とか「グラニュー糖」など、一般化された名称ではなく、茶色い砂糖の総称というわけです。
ですから、ブラウンシュガーという分類は、あくまでも「料理」という立場で考えればいいと思います。つまり、これらに共通する砂糖そのものが持つ独特の風味を生かす、ということです。もちろん、黒砂糖のような含蜜糖の方が、風味そのものは強くなりますし、「ブラウンシュガー」という商品名の砂糖でも、いわゆる三温糖のような精製糖の製法で作られているものもあれば、黒砂糖を二次加工して粉末状にしたりと様々です。また、上白糖やグラニュー糖を加熱し、少し茶色くして使うという方もおられるようです。私たちが質問を受けた場合は、一般的で最も手に入りやすい三温糖や中ざら糖を使えば無難ではないか、と答えていますが、製品によって形状や風味は微妙に違うでしょうから、使いやすさをいろいろと試してみて、自分の料理やお菓子に合ったものを揃えて使い分けるのも楽しいかもしれません。(by精糖工業会)
ということらしいです、来週末ぐらいから店頭に並ぶ予定です、よろしくどうぞ。
最近、手作りブームなのか、お菓子のレシピ本が人気である、という話をよく聞きます。そんな中、従来からよく質問を頂くのが、「ブラウンシュガー」の定義についてです。特に、外国のレシピには度々「ブラウンシュガー」という言葉が登場します。今回は、日本における「ブラウンシュガー」の位置付けについてお話したいと思います。
様々な「茶色い」砂糖
「ブラウンシュガー」、直訳すれば「茶色い砂糖」です。日本で茶色い砂糖といえば、三温糖、中ざら糖、黒砂糖がありますが、ご存知の通り、これらはそれぞれ、形態も製法も異なります。三温糖、中ざら糖は分蜜糖であり、精製糖です。これらの色は結晶をつくる過程において糖の一部が分解し、カラメル化した色であり、製品によっては色の調整のためにさらにカラメルを後から添加しているものもあります。一方、黒砂糖は含蜜糖です。糖蜜を含んだままで茶色というより黒褐色といったほうがいいかもしれません。その他、これらの砂糖を原料に二次加工をしてつくられているものや、精製する前の原料糖 (粗糖) に近い製品などもあります。特に最近は健康ブームに乗って様々な製品が店頭に並んでいます。
また、これらと形状が同じまたはよく似ているものでズバリ“ブラウンシュガー”という商品名の砂糖もあります。精糖工業会の会員メーカーの中にも“ブラウンシュガー”という商品を製造・販売しているところがあり ます。では、ブラウンシュガーの定義は何なのか?疑問が湧くのは当然です。
ブラウンシュガーの定義はない
結論から言えば、ブラウンシュガーの明確な分類基準はありません。まさに直訳「茶色い砂糖」ということで、先に述べたすべての砂糖がブラウンシュガーに属することになります。つまり、「ブラウンシュガー」とは「上白糖」とか「グラニュー糖」など、一般化された名称ではなく、茶色い砂糖の総称というわけです。
ですから、ブラウンシュガーという分類は、あくまでも「料理」という立場で考えればいいと思います。つまり、これらに共通する砂糖そのものが持つ独特の風味を生かす、ということです。もちろん、黒砂糖のような含蜜糖の方が、風味そのものは強くなりますし、「ブラウンシュガー」という商品名の砂糖でも、いわゆる三温糖のような精製糖の製法で作られているものもあれば、黒砂糖を二次加工して粉末状にしたりと様々です。また、上白糖やグラニュー糖を加熱し、少し茶色くして使うという方もおられるようです。私たちが質問を受けた場合は、一般的で最も手に入りやすい三温糖や中ざら糖を使えば無難ではないか、と答えていますが、製品によって形状や風味は微妙に違うでしょうから、使いやすさをいろいろと試してみて、自分の料理やお菓子に合ったものを揃えて使い分けるのも楽しいかもしれません。(by精糖工業会)
ということらしいです、来週末ぐらいから店頭に並ぶ予定です、よろしくどうぞ。
Posted by sakapa at 18:37│Comments(0)