高速道路無料化
民主党の公約にある、高速道路無料化、実は日本に高速道路を最初に造る時に自民党が国民に約束したものです。
有料道路はそもそも道路建設費用の償還期間が終わると無料化する、として建設を始めています、
それがいつしか無限に道路を造り上げるシステムへと自民党道路族がいろんな理由をつけて変貌させ、現在に至っているのです。
数十年前、ドイツ上空を夜中に通ったとき、一直線に車のイルミネーションを見ました、そうドイツの高速道路「アウトバーン」* こちらは戦後の復興の地域産業育成政策の一環でもあり、当初から無料(2005年より12トン以上のトラックのみ有料)の高速道路です、その効果もあってか、戦後ドイツの産業は急成長を遂げたといわれています。
*もともとはナチスドイツが失業対策および戦略的に建設をすすめていたもの。
実際に日本の高速道路が無料になる、石油の暫定税率が撤廃になるとするとどうでしょう、
国内産業の物流コストが下がる → 物の価格が下がる、企業の国際競争力が上がる、会社の利益が増える → 従業員の給料が上がる → いろんな分野の需要、消費が増える → 産業が活性化する 税収も増える → 社会の公のサービスが向上する などなどさまざまな分野でプラスの影響が出てくる可能性が期待できます、現状の景気水準を考えると、とても面白い政策のように思います。
いろんなネガティブな意見も耳にしますが、
ダメダメデタラメ自民党がしないこと、いや出来ない事をしてみることは今の閉塞的な経済状況を打破するきっかけになるのかもしれないと思います。
*JRやフェリー業界にとっては相当に厳しいこととなる部分もありますので なんらかの救済的な施策の配慮もお願い致したいものです。
そういえば、昨年の3月で一旦切れたがゾリンの暫定税率、あのまま復活させていなければ、その後の原油高騰の影響も最小限度に抑えることができただろう、また、9月のリーマンショックにしても その兆候は8月より前に世界中のエコノミストが警告をしていた訳で、8月下旬に株価が急落した時に麻生太郎と中川昭一はメディアの前で、「株価に一喜一憂すべきではない」とかのたまわっていて、この下落がその後の金融危機の始まりであることも読めない自称経済通政治家のお二人のミスマッチな現実感覚を国民は忘れるわけがないだろう、そして、ここ一年内でも多くの失態、無策ぶりを展開し積み重ね、そして今なお各地で自ら墓穴を掘るがごとく、他人の批判ばかり繰り返す度量、器量の小ささ、こういう方を国家のリーダーとして支持しろ、っていうほうが無理があるでしょう、ただ間違いないのが、この首相のおかげで、自民党が大敗し、新たな自由民主党に脱皮出来る可能性を与えてくれた、と歴史に刻まれることになるということなのだろう。
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