2009年07月04日

へいわを愛するO型男

ある日の晩のこと。

子供には教育的指導が大事と思い込んでいるO型男がB型長男をつかまえて言う。
「おい、風呂ーっ」  ← お風呂の準備をすることをさす。

いつもは素直なB型長男が不満げに、
「えっー、また 俺かよっー」

子供に広い心を持たせようと考えるO型男が言う、
「いいじゃん、別にそれが毎日でも、やれる人がする、ねっ」
「それに昨日は私だったじゃん、月曜も」

B型長男が不公平だと顔をゆがめながら言う、
「O型長女は何もしないやん、いつも俺ばっか、 O型長女にするように言ってよっ」

B型女がO型男に強気に言う。
「何いいよんの、月曜は私がしたっちゃ」

O型男、弱気に答える。
「あっ、火曜やったかな」

B型長男が言う。
「火曜は僕がしたっち」

O型長女は黙ったまま。
「・・・・・・」

そして、嫌な空気が漂う。


そこで、へいわを愛するO型男が言う。
「分かった、じゃあ、こうしよう」
「金、土がB型長男」
「日、月が私(O型男)」
「火がB型女」 ← 家事が忙しいので少し気を使う。
「水、木がO型長女」
「これでいいやろ?」

「分かった」
全員納得、現場の空気も正常化。

ま、例のごとく何でもない日常会話のひとこまですが、それから ひと月後。 ← みんな真面目にそのローテーションで実行。

O型男がB型長男、O型長女を座らせて訊く。
「どや、この作戦、よかったやろ?」

そして いつものO型男の説教が始まる。
「これはただの風呂当番の問題じゃないんだよな」
「いいかー、みんなの主張、見解の相違が生じた時、みんながみんな自分の主張をしてちゃ 解決にならんやろ?」
「そこで 出来るだけみんなの納得するアイデアを考える、分かるか?」
「世の中、これさえすれば 戦争なんか起こらんのや」 ← 急に大げさ。
「そやろ? そう思わんか?」
「もし、学校の中で 友達同士で意見、見解の相違が生じたら、考えるんや、第3の案を、みんなの意見をよく聞いて考えるんや、 な、自分の意見ばかり通そうとしても そううまくいくものではないんだよ、たとえ自分は一歩引いてでも 全体をまとめる、そういうポジションも必要なんだよな、分かるだろー、これから十分、自分自身、心がけておくようにな」

意外と納得した様子の子どもたち、
その素直さにちょっと驚くO型男、
そうして一家の日常が過ぎていったのでした。

へいわを愛するO型男






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この記事へのコメント
たまには「親」家事放棄日ってのを設けてみるとオモシロイですよ。
自分でやらなきゃ何も始まらない・・
Posted by ペーター at 2009年07月04日 10:00
ペーターさん>
最近の世の中、子どもの教育を放棄しつつある親がいないことを願いますわー。
Posted by sakapasakapa at 2009年07月05日 15:47
うまく調整しましたね~・・・私もいつか使おう・・・

って我が家は一人しか子供がいない・・

この場合は親子で交代でするしかないのかしら?
Posted by takakotakako at 2009年07月06日 05:39
takakoさん>
中学ぐらいになると、出来るだけ一人前扱いしてもらいたいようなんですわー、
まだまだなんですけどねー。

あっ、例のもの、入荷してます、遅くなりましたー。
Posted by sakapasakapa at 2009年07月06日 16:41
了解いたしました!近日中に伺いま~す!^^
Posted by takakotakako at 2009年07月06日 23:01
うちは風呂当番は偶数奇数で交代制のこどもの仕事
ところが、奇数が多いことに最近気づいた息子。
なんでもさっさと済ませてさっさと寝たい息子と
なんでも後回しにして夜更かしの娘
娘が当番の日は、「はよいれろや!」のコールが全員からあがる。
おまけに週2回の少林寺通いで入れない日も多々あり、
結局息子がやるはめに。
文句をいいながらもやってしまう息子はえれえと思います。
ちなみに二人ともA型
なのにこの差は?
ふたりともB型に育てられてかなりストレスを抱えて生きてきたことと思います。
家の中でも、仕事場でも、O型がいることはかなり重要ですね。
Posted by セロリ at 2009年07月07日 13:42
セロリさん>
最近の子どもは部活などで疲れちょりまして、甘いとは思いますが うちでは親もローテーションに入ります、僕的には説得力と言う観点でも同じ事を出来るだけしよう、っち考えている次第です。
どんな形にしろ、親が子どもに関わり、生活の知恵を教えるということは大事と思いますわー。

少林寺、いいですねー、

アチョー!! ← 違いますね、すんまへん。
Posted by sakapasakapa at 2009年07月07日 17:02
sakapaさま
もはやメールすべきような内容ですが、わたくし、こどもに家事「イエゴト」をおそえるべきと思い、そのような取組をやっております。だからって我が子におそえてあげられているかというとほとんどだめなんですが、忙しい親御さんの多い昨今、イベントを通してでも、親から子への伝承を少しでも多くしていくべきと考えております。得に都市部では、そういった部分が抜け落ちてきている危機感(わが子も含め)http://kiwilabo.fc2web.com/
所属するグループで細々と、助成金をいただきながら試行錯誤しております。地方都市の伝統食なども伝承させていきたいという野望はあるんですが~大分と関西となんかそういうことでできたらな~っと
Posted by セロリ at 2009年07月07日 21:58
セロリさん>
コメントありがとうございます。
なるほど、そんな活動もされていたのですねー、いいじゃないですかー。
協力できることがあれば協力いたしますよ、大阪・神戸-大分 文化的にも面白いかもね。

ブログの使い方で子育てのちょっとした日常を書くのはいろんな意味で意義深いかもしれません、たとえ人目にふれることがなくとも、自分の為になるだろうし、いつか子どもが時代を超えて見るようなことがあったりしたらファンタスティックですよね。
Posted by sakapasakapa at 2009年07月08日 18:23
 
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