2009年06月29日

官僚はダメですか?

政治屋さまが選挙前になると一様にいう。
「官僚主導の政治からの脱却」

一方、官僚たちは日常茶飯事に言う、
「政治家の非常識ぶりには驚きます」
そして官僚は思う
「政治屋と仲良くしよう、いや、しておこう」

そしてまた、政治屋は選挙前に有権者の前で叫ぶ
「官僚が、霞ヶ関が、この国をダメにしてきたんです」 

官僚はそんな時でも、与えられた仕事を急ぐ、
政治屋から頼まれたいろんな予算付けを。
よく考えれば、それが本当に国民の為の予算かどうかは彼らはもちろん分かっている。
しかし、政治屋は選挙が近いので急ぐ、施策が外れれば官僚が悪いと言えばよいのだから。

ちょっと極端ですが、ある面で現実はこんな部分が多々あるのだと思います。
最近の政治屋は逃げが上手になっていて、最後は官僚に責任を押し付けて、次に進んでいるのでしょう。

はっきり言えます、官僚の連中は頭が良いのです、本当に、能力も高いのです、それに比べて政治家さんたち、全部が全部ではないですが、その半数ぐらいは能力不足、職種不適合です。
だから、官僚さんの知恵がどうしても必要で、かつ自分たちの利権誘導もしたい訳です。
断れない、仕事人、官僚エリートたち、知らない間に政治屋のモラルに慣らされてしまっているのでしょう。

そして一つの悪循環が始まる、
そう、政治屋を目指す官僚たち、
もちろんその目的を実現するには現役の政治屋との関係が必須と思い込んでいます。
本来は、国民の方向を向いて考えを実現するべきであるのにね。

官僚たちは 本当にダメですか? 無能ですか?

やっぱり、ダメなのは 政治屋でしょ。

えっ?

そいつらを選ぶ国民がダメ、って?

いや、そんなことは無いですよ、絶対。

今度の選挙で分かるんじゃないすっか?

国民の賢さ、きっとですね。

そして、その後 官僚たちも正しい仕事に正々堂々、能力を発揮するのでしょう。


もうすぐ選挙、国民の賢明さを 示すチャンスです。

キーワードは
選挙に行こう!! 

多分、100年に一度の国民に与えられたチャンスです。

だから、絶対 選挙に行こう!! 


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Posted by sakapa at 00:37│Comments(5)政治・経済
この記事へのコメント
あるブログからの転載です


「官僚たちの夏」読了!
[ 書籍/感想文 ] / 2009-04-09


「官僚たちの夏」(新潮社;城山三郎著)読了!

1950年代、日本の製造業が脆弱だった頃の物語。
通産官僚達が保護貿易政策に情熱を傾ける姿を描いています。

霞ヶ関という街に集まる男達がいかに優秀で、身を粉にして働くか。天下国家を考え行動しているか。大臣にどう振り回されるか。
そしていかに省益を守ろうと策略をろうするか、天下りを当然の特権として受け止めているか。それらがよくわかる経済小説です。
面白いです。ぜひ!

私個人の意見としては、官僚は単なる「国家の道具」に過ぎず、国民としては「いかに彼らを有効に使いこなすか」だけを考えれば良いんじゃないかなあと。
だからマスコミとかの盲目的な官僚批判はかえって我々の生活に悪影響を及ぼすんじゃないかなぁと違和感を感じる時があります。保守的ですかね。
まぁ「官僚=悪代官」という感じに単純に捉えている方はぜひご一読をって感じです。

逆の立場から書かれた本としては本田宗一郎(ホンダの創業者)の伝記がおすすめです。
本田氏は「官僚たちの夏」の主人公のモデルである佐橋滋と「特振法」をめぐってやりあったことで有名です。

※「特振法」とは「貿易自由化に備えて、産業界から、鉄鋼業・石油化学・自動車産業を特定産業に指定し、合併ないし整理統合、設備投資を進めようという」法律(wikipedia)。

きたるべき貿易自由化に備え日本の産業を守るため、企業の乱立を抑え、特定の企業に国家の力を集中させようとする佐橋氏。
長年の夢であった四輪業界への進出をはたそうと、官僚組織に反抗する本田氏。

佐橋「私たち官庁は国のためにどうあるべきかを考えている。あなたは自分の欲望や会社のことしか考えてないのではありませんか?」

ホンダ「なんだと? 俺が私利私欲で会社をやっているとでも思っているのか! 俺たちが、オートバイで世界一位になったとき、お前らはなんて言った。日本のために日の丸を揚げてくれて感謝しています、なんて言ってやがったじゃないか。いいか、俺がもし自動車で日の丸を揚げたときには、お前は切腹するぐらいの覚悟をしておけ」

どちらも私利私欲のためではなく、かたや国家、かたや夢のために全身全霊を傾ける。

日本の高度成長期を理解するうえで、この二人の対決はとても象徴的だと思いました。~

 高度成長期の官僚ってやはり熱い志を持っていたように思いますが・・・。
その時代に育った俺らの世代は、在学中に既に志ではなく東大いって官僚なって、いい生活するぞ!!って言ってましたからね・・・。

 まあそんな人ばかりでは無いと思いますけどね・・・。
比率の問題かな~ けどやはり現場主義で、生活者目線ってやつは官僚さんも必要かなと・・・
 
Posted by ト二ー at 2009年06月29日 08:43
官僚に欠けているものは「一般常識なんです」
彼らはある意味「非常識な人間たち」ですから、あと余計なプライド
学卒して入省以来、彼らは民間企業と全然違う「公務員の世界」から出ることはありません。
「井の中の蛙」と言っても差し支えないような気がします。
そして彼らが何かを勘違いした時、彼らの英知をもった暴走を止められる輩はごく少ないのです。
彼らの物事の考え方や理解のスタンスは、僕らとは違います。
キャリアとノンキャリの壁があることもオカシイです。ノンキャリがキャリアに勝つ唯一の方法が「議員になる事」ですね。

あたしからみりゃ「どっちも悪い」です。
Posted by ペーター at 2009年06月29日 09:59
トニーさん、ペーターさん>
いよいよ選挙でんなー、
7月は政治ネタを みんなで投入いたしましょう、
意見は色々あってよいのです、
見方も色々あってよいのです、
結論なんて くそくらえっでしょ。

いまはプロセスづくりで 日本の夜明けを待ちたいものです。
Posted by sakapasakapa at 2009年06月29日 17:46
官僚を誉める前に、まず官僚が計画し、統制した産業政策の中で成功したものを教えてほしいのですが。
Posted by daikon at 2009年07月14日 06:41
daikonさん>
コメント有難うございます。
言葉足らずにて失礼いたしました、私は官僚さまを誉めているつもりはございません、官僚さまの報酬は国民の税金からの支出です、彼らをうまく使いきるかどうかが肝要でそういうリーダーシップを持った政治家を来るべき選挙にて選びましょう、という意図です、その為には1人でも多く選挙に行くこと、投票率を上げることが必要であると思った次第です。
Posted by sakapasakapa at 2009年07月14日 16:26
 
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